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 『 私の手が語る 』 目次其の三 ~やってみもせんで~

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                  『私の手が語る』 挿絵より

『 成功とは99パーセントの失敗に支えられた1パーセントである。 』

本田宗一郎

翁が部下と第一線で仕事されていた頃、部下が失敗した場合、容赦なく怒鳴りつけ、口より先に手が出たそうです。

また、第一線から退いた直後は、朝になると車に乗り、研究所へ行こうとして思い直して引き返した事が何度とあり、仕事を忘れるために趣味の絵に没頭されたそうです。

以前、トステム(現在の住生活グループ)創業者の方の「寝ていて人を起こすな」という言葉を紹介しました。自分は寝ていて、人にああしろこうしろと指図するなといった意味ですが、自分の日常に置き換えても、考えさせられる言葉です。

自分が出来ない事は、人には指図出来ません。言われた方も真実味が無い分、素直には従いません。自分が率先してやって初めて回りに伝わります。

創業期の本田氏の片腕であり後の副社長、藤沢武夫氏に関して、自分が不得意な営業や財務は藤沢氏に任せて、その分を徹底して現場に集中されたそうです。

また、会社印や実印も実際見たことは無かったそうです。そこまで徹底的に現場にこだわった社長だからこそ、トップから退いた後も無意識の内に、朝になるとハンドルを握り、会社に向かって走って行く習慣が身に付いていたんだと思います。