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「寝ていて人を起こすな」

日経新聞の文化面に「私の履歴書」というコラムがありますが先日、何気なく読んでいて、なるほどと思える言葉がありました。

その作者は、ある大手住宅建材メーカーの創業者の方で戦後、建具の卸売りから身を興したとの事で、事業を始めるにあたり、伯父からこのタイトルの言葉を教わったそうです。

その意味というのが、自分は布団の中で寝ていながら人を起こし、あれこれ指図するなという意味の言葉らしいのですが、即ち、自分から率先して模範を示しなさいという意味と理解しました。

その言葉を自分にあてはめてみたとき思い当たる事も無くはありません。

話は替わりますが、私の店の現場では朝8時前必着です。当然のことですが、冬場はその当たり前のことがなかなか徹底できません。

若手は特に、寝坊、夜遊び、飲酒、聞くと寝るのは深夜の12時、1時だそうです。

仕事柄、遠方への仕事の時は1週間合宿状態です。月曜は4時起き、4時半集合、3時間移動、7時半現場着というのが通常のパターンです。

このいわば早起きという苦行で年間数人のハローワークからの若者の大半が半年を待たずに自ら、去っていきます。かといって若手には合わせません。

職人は朝が勝負です。3人1班で30分遅れで1時間半、それを30日続けたら5人工以上の無駄です。

また話は替わって、NHKでお馴染み脳科学者の茂木健一郎氏の話ですが、朝起きると、いきなり、パソコンの電源を入れ、メールチェックし、猛スピードでブログを書き、仕事モードに入るそうです。

私の場合、夜の8時以降はアルコールが脳内の細胞を麻痺させ、夜更かししようにも睡魔が襲い、起きてられない状態になるわけで、おかげで毎朝、仕事モード全開ですョ(笑)。