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『原宿ブルースカイヘブン』 遠藤夏輝著     世界文化社

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cools

everything we said was cool

久しぶりに買った新刊本です。

この本は、先月のライブレポートに後でつながってくる物語です。

40代以上の方には懐かしいと思いますが、30年位前、当時、中学生の私は、毎週日曜日の午後から始まるラジオの音楽番組を姉と一緒によく聴いていました。

その頃、テレビでは今の様にカウント番組はまだ無く、もっぱらラジオから流れる音楽が唯一の楽しみで、当時、CD等勿論無く、ラジカセがあれば良い方でカセットテープに片っ端からとりあえず録音しまくって、後で気に入ったのだけ残していた様な時代でした。

流れてくる曲も、歌謡曲中心で演歌あり、アイドルタレントありの今思えば、何でもありの時代でした。

その頃、フォークブームで、何でも形から入る私は、弾けもしないギターをバイトして買い、友達と、とりあえず、練習するわけですが初期の段階で挫折し、諦めるのもまた早く、そんな時に出会った音楽がキャロルであり、オールディーズであり、その後のクールス、クールスRCだったわけです。

そのクールスの結成前からの出来事を中心にしたバンドの小説です。

その当時をリアルタイムで過ごした世代には懐かしくなる1冊です。