『どん底』 東国原英夫 音羽出版
現宮崎県知事の政治を志す以前の芸能界での出来事や、成功、挫折、復活を書いた、怒涛の笑いと涙で一気に読み終えました。 読んだ人に勇気と感動を与える1冊と思います。
『職人』 竹田米吉 中公文庫
中公文庫 明治の東京神田で棟梁の家に生まれた著者の自伝です。 大工の修業の後、早稲田大学で建築を学び会社を設立した経緯から、明治から昭和までの職人の気質の移り変りや、企業としての変遷を記した、貴重な内容の本でし […]
『蓮 如』 丹羽文雄 中公文庫
全部で8巻まである長編で、あまりの長さに途中で読むのを諦めかけた本です。 本願寺の中興の祖蓮如の物語ですが、間を空けて読むとあらすじを忘れてしまい、後戻りしながら1年以上かかって読んだ思い出があります。
『北の王国』 童門冬二 学陽書房
学陽書房 戦国大名、上杉景勝の軍師、直江兼続の生涯を書いた本です。 確か、来年の大河ドラマの主人公になったと思いますが?。 今年の『篤姫』は最初から見落としたため、ほとんど見ていません。 年末の総集編だけで終わ […]
『蘇える金狼』 大藪春彦 徳間文庫
ハードボイルドの大御所、大藪春彦の有名な作品です。 20代の一時期、かなりはまって読んだ時期があり、『汚れた英雄』、『野獣死すべし』、『伊達邦彦シリーズ』を読破、この中で出てくる銃器、ナイフ、車、バイクの綿密な描写、暴力 […]
『国家の品格』 藤原正彦 新潮新書
新潮新書 品格が話題になった頃のベストセラー本です。 この前の池波正太郎さんの本と通じるものがあります。 本の帯に『すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論』とありますが、欲深い煩悩の多い私には、相当道の […]
『男の系譜』 池波正太郎 新潮文庫
新潮文庫 初めて読んだ池波正太郎さんの本です。 織田信長から始まり、西郷隆盛で終わる著者による人物評とその時代の男の生き方を書いた内容ですが、今と昔の男の男らしさ、生き方、死のありようを考えさせられるエッセイ風 […]
『家 族 力』 山本一力 文春文庫
文春文庫 同じく、山本一力さんの自伝的エッセイ集です。 高知での幼少時代から東京に引っ越してから新聞販売店に住み込んでの学生生活は多くの場面で共感できました。 私も、中学、高校の数年間、自転車で新聞配達した経験 […]