作曲家なかにし礼さんの直木賞作品です。
数年前、映画化されましたが、映画はまだ観ていません。
明治時代の長崎の花街丸山の芸者と学者の恋の物語ですが、この丸山には坂本竜馬の刀傷の床柱で有名な料亭花月やカステラの老舗福砂屋本店等あり、細い路地裏に入ると今でも古い当時の建物があり、隠れた名所です。
25年ほど前、福砂屋の隣のビルにマンハッタンというディスコ、今で言うクラブがありましたが、ここを通るといつも思い出します。
今日、テレビで「犬神家の一族」があっていましたが録画ついでに少し観てましたが、犬神家の広大な屋敷には何棟もの重厚な瓦屋根が写し出されていました。
この本の装画の 「丸山遊郭の図」は、料亭花月蔵と記してありますが、日本の歴史的景観を語る上で欠かせないのが、日本建築であり、燻し銀の瓦屋根です。
明日は、今日録画したビデオを見るつもりですが、島田陽子も良かったですが、松嶋菜々子もまた良い感じです。(とんねるずのみなさんのおかげですが懐かしいですネ。)