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晴葺雨読 『 テクノとロックの履歴書 』 教授とボスの巻

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今週、買って読む予定の「音楽は自由にする」、教授こと坂本龍一さんの本です。

下の本は左から、「暴力青春」キャロル著1975年発行、「成り上がり」1979年発行、「アー・ユー・ハッピー?」2001年発行、矢沢永吉著。

このテクノとロックの両極を担う大御所による自叙伝ですが、一見相反するジャンルのカテゴリーですが、歴史を遡ると間接的にいくつかの接点があります。

まず、ロックの大御所、未だ心酔してやまない矢沢永吉さんですが、去年はなぜかライブが無く、代わりにこちらもフォーク界の大御所にして伝道師、御意見番の松山千春さんのコンサートを聴きにいきました。最近娘さんのヨーコさんが歌手デビューされたそうですが(筆者の家内もヨーコです)、先日ラジオの赤坂さんがDJの番組で初めて曲を聴きましたが、さすがです、矢沢さんのDNAを見事に受け継がれています。

昭和50年にキャロルを解散して最初のツアーのライブ盤「ザ・スターイン日比谷」、翌年の「スーパーライブ日本武道館」と続きますが、日比谷の時のバックバンドが、ギター元サディスティックミカバンドの高中正義、ベース後藤次利、ドラムが後のYMOの高橋幸宏、この辺からが筆者がリアルタイムで聴き始めた頃ですが、もっと遡ると大瀧詠一さんや、つのだひろさんが出てくるんでしょうが。高中正義さんは後のアルバム「極東探偵団」の頃、良く聴いていました。

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坂本龍一さんに関してはほとんど聴いていませんが、30年位前インベーダーゲームと共に現れたピコピコな、いままで聴いた事の無いジャンル、後のテクノの元祖的なYMOの「テクノポリス」を聴いた時は高1でしたが、なぜか同時に連想するのが原宿のたけのこ族です。

今が旬な「ワンルームディスコ」のパヒュームも元を辿ればジューシーフルーツを通過し(ボーカルはイリヤだったか、自分的にはファンでしたが)、YMOにたどり着くんじゃないでしょうか?。

という事は、たけのこ族と秋葉系オタクのカリスマ「パヒューム」がここに来てつながってきたわけデスネ・・・。

たけのこ族と同時に流行ったのが「ローラー族」でしたが、ここで絡んでくるのが音楽的、モーターマシン的に崇拝しているCKB、東洋一のサウンドマシーンことクレイジーケンバンドの横山剣さんです。

                                   次号に続く