熨 斗 く ず し 大 丸 ず く し 降 り 無 し 明 日 も 働 く
み ち の く の 空
晴姿壱五枚はぜ
選者評
震災からもうじき1年、連日の7寸丸仕様の入母屋、寄棟の復旧工事、今の忙しさの後に来るものは何なのか、和型は生き残るのだろうかという、作者の心境が現れた、職人的歌人壱五枚はぜさんの作品です。
いつの日か、宮内庁から間違ってオファーがあった時には、藍染めの半纏と地下足袋で出席するのが夢だそうです。