先週の11月21日は、春に工事した平戸市の円通寺本堂の落慶法要があり、出席してきました。
久しぶりに来ましたが、外部の濡れ縁や石貼り、植木等、綺麗に整備されていました。
去年の今頃は、宮大工さんが柱を建て始めた時分でしたが、こうやって今、改めて見ると感慨深い物があります。
稚児さんの献灯、献花から法要が始まりました。
法要後、保育園児による、祝い太鼓の披露があり、子供ながら力強い、ばちさばきでした。
最後に外で記念撮影、施工された熊本の黄檗建設の社長さんから直々に、内陣前で撮っていただきました。
内陣も目を見張る様な彫刻、装飾品で、ずっと眺めていても飽きない程の、豪華な物でした。
私みたいな欲深い、煩悩が百八つ以上ある様な人間も、御本尊の前に正座し、手を合わせれば、心の中の不浄な物が洗われていく様な気がします。
今月は二つのお寺で法要がありました。
こうやって、させていただいた仕事が無事に終わり、たくさんの檀家さんにお礼の言葉をいただくたびに、責任の重さを痛感します。
人の信仰心あっての私の仕事ですから、心して仕事しないといけません。
本願寺の冊子か何かで「 ありがたや 阿弥陀様の 傘となり 」という言葉がありました。
まさに瓦屋は屋根に傘さす生業、京都の本山、本願寺の阿弥陀様から始まり、平戸の阿弥陀様で締めくくりの11月でした。