しかし、よ~く見ると微妙に違う部分が分かります。
望遠レンズで無かったのが残念ですが、色合いそのものが違っています。
上の方が既存の粘土瓦で、下がチタンです。
チタンと言えば、ヤフードームの屋根を思い浮かべますが、このチタンは表面を砂を高圧で吹き付けるサンドブラストで表面処理し、さらに焼き物特有の色ムラ加工まで施すという驚くべき演出まで計算されているそうです。
大手鉄工メーカーとの共同開発とはいえ、恐るべき開発魂です。
板金と瓦の違いはありますが、見習うべき部分は大いにあります。
とはいえ、この金属の素材が経年変化により、どういった物になっていくかは、50年位経ってみないと分からないと思います。
焼き物独特の、時間が経つ程に黒光りした様な風合い、雨に打たれた瓦や苔の生えた瓦のウェットな感じは瓦屋根特有のものです。
上の写真は葺き替える前の屋根ですが、この屋根がどんな風に仕上がるか、素屋根が解体された頃にまた見学に来たいと思います。あと、龍のシートの引き取りも兼ねて、、、。