「島原城現場作業日誌」 №4
ナゼに、ここまで崩れたか? 躯体はRCですが、棟といい、屋根といい、不思議ではあります。 どうやったら、ここだけ割る事ができるか? 予備瓦を探してお城の中を捜索しないといけませんが、多分無いと思います。
家に傘差す生業 『瓦屋』の点検ノート№5 福岡支店の巻
ここは、福岡市東部にある病院の中の建物です。 工務店さんと9時に現地待ち合わせ。早速屋根にハシゴを架けて上がってみました。 玄関の銅板葺きの上の一文字軒が数枚落ちていました。 剥いでみると、御覧の様にベニヤの桟木が腐って […]
「島原城現場作業日誌」 №3
福岡と同時進行で工事している島原城ですが、じっくり見て回ると、けっこう傷んでいます。 まず、松葉掃除からかかりました。 なぜか、厚熨斗3段、薄熨斗1段に捨て熨斗・・・。 こうなると、落ちるのは時間の問題です。
『ぶ ら り 太 宰 府』 其の四(観世音寺の巻)
都府楼はわずかに瓦の色を看(み) 観世音寺はただ鐘音を聴く 菅原道真 太宰府政庁の右隣数百メートルに建つ観世音寺です。 天平時代には、金堂や […]
『ぶ ら り 太 宰 府』 其の参(太宰府政庁跡の巻)
天満宮から歩いて約15分、ここは太宰府政庁(都府楼)跡です。 案内板によると、7世紀頃に九州統治の役所にあたる政庁がここだったそうです。 ちょうど奈良の平城京のような規模の伽藍があったそうですが、今は礎石があるだけの公園 […]
「島原城現場作業日誌」 №2
こんな箇所が数ヶ所点在しているわけですが、普通に補修すると新旧、古い瓦と新しい瓦が混在して、見苦しくなります。 こういった場合、目に付かない面を剥いで古い瓦同士寄せて葺き、新しい瓦を見えない部分にもって行くと違和感があり […]
職人的漢詩の世界 『 馬 耳 東 風 』 李白編
吟詩作賦北窓裏 萬言不直一杯水 世人聞此皆埠頭 有如東風射馬耳 詩を吟じ 賦(ふ)を作る 北窓(ほくそう)の裏 萬言(ばんげん)直(あたい)せず一杯の水 世人此れを聞きて皆頭(こうべ)を埠(ふ)る 東風の馬耳を射るが如き […]
「島原城現場作業日誌」 №1
今日は、朝から島原のシンボル島原城の現場に入りました。 今の天守閣は昭和39年にRCで再建した、中が展示室になった建物です。 今日も昼間は、観光客の車で駐車場は満車状態でした。 地元にいながら天守閣まではなかなか登りませ […]
家に傘差す生業 『瓦屋』の点検ノート№4
天満宮の花菖蒲の池には薄紫色の花が咲き始めていました。 去年の盆前に来た時に、樋から植え直した楓もここ最近の猛暑で枯れてしまっていました。 樋の上では、水もやらないのに枯れませんが、多分樋の枯れ葉の底にはいつも水分があっ […]
家に傘差す生業 『瓦屋』の点検ノート№3
本殿の右側に建つ文書館に移動しました。 向かい側には博物館に通じるエスカレーターの入り口があります。 今日は修学旅行の生徒、中国、韓国の観光客が多く、混雑していました。 銅板の上は滑り易いので仮設足場を架けて、軒先から作 […]
家に傘差す生業 『瓦屋』の点検ノート№2
今日は、春秋年2回の太宰府天満宮清掃、点検の日。早朝から山門の屋根掃除にかかりました。 半年でこれ位溜まります。 瓦の形状と軒先の勾配が緩い為、雨が降っても流れ落ちません。 枯葉が溜まり過ぎると雨漏りの原因になります。 […]
職人的詩の世界1975 『 前略 おふくろ様 』 第4章 母の日編
母(田中絹代) 「前略 三郎様 これでもうまる一年、あなたの手紙をもらっていません。 母はちっとも心配はしていませんが、生きているか死んでいるか、それだけ簡単にお知らせください・・・・・」 三郎(萩原健一) 「前略 お袋 […]
『福岡一泊出張日記2』~ETC1000円デビューの巻~
朝5時半に起き、歩いて数分の太宰府天満宮まで散歩しました。 早朝の境内は、人もまばらで気持ち良く、拝殿で手を合わせてから帰りました。 樹齢千何百年の楠の木の前で、NHKの中継があってました。 数分後、車に乗り込みラジオを […]
『福岡一泊出張日記1』~ETC1000円デビューの巻~
久しぶりに太宰府の賃貸ワンルームに泊まりました。 今日は熊本にフェリーで渡り、お客さんのお宅に瓦を届け福岡に移動、太宰府に一泊して明日もう一件の用事を済ませて帰る事にしました。 閉め切ったままの窓をあけて空気を入れ替える […]
晴葺雨読 『 大 工 一 代 』 平田雅哉著
建築資料研究社 親方 「ええか、ようききや、お前の傷は嘗めりゃなおるが、この柱の傷は、永遠になおらんもんじゃ、分かったか~~!!(怒)」 弟子 「・・・・・(汗)」 ※ 昭和39年に森繁久弥さん主演の映 […]