本堂現場作業日誌(箕の甲編 其の弐)
掛巴の頂上部には拝み巴と言う筒型の巴が納まります。 棟木には、ブルーシートでしばらく養生してかわします。 この青色を見ると条件反射的にあまり思い出したくない事を連想してしまいます。 台風養生、地震災害、雨漏り、電話の嵐、 […]
本堂現場作業日誌(箕の甲編 其の壱)
今日から箕の甲部にかかりました。 この部分が一番手間のかかる場所であり、一番目が行く重要な部分です。 野地と破風板の落ち寸法が比較的浅く、袖丸無しで済みそうです。 これもステンの210ミリのビスでガチガチに緊結補強です。 […]
長崎新地の『リトルチャイナ』ランタン祭2009
先週から、長崎ランタン祭りが始まりました。 長崎には横浜や神戸と並んで中華街がありますが、中国の旧正月(春節)を華僑の人達が祝った行事が始まりだそうですが、最近はその規模が年々大きくなり、県外の旅行客やアジアの観光客の方 […]
本堂現場作業日誌(現場休みの図2)
またしても朝から雨、あめ・・・、日曜出勤して正解でした。 最近は3日に1日の割りで降ります。今日は火曜日ですが、一区切りしたのでまた4時間かけて帰りました。まさに晴葺雨休、曜日は関係ありません。 今日は節分、明日は立春、 […]
ナベアツの本堂建物探訪(彫刻編)
ライオン アンド ドラゴン 象鼻、唐獅子、菊に立波、そして龍、御堂の向拝で見守る彫刻は圧巻です。 欅の菊は棟梁自ら彫った作品です。 どうやって鑿が入っていくのか解りませんが、雲と波を纏ってとぐろを巻く様は、溜息が出るほど […]
本堂現場作業日誌(地葺き完了)
うつぼ部分 この3枚の瓦を納めるのに考える事30分、施工約10分、雨漏りし易い部分なので雨水の流れを考えて施工しなければなりません。 落ち寸法がかなり大きい向拝破風です。 最大で8寸(約24センチ)位落差があります。 こ […]
『父・こんなこと』 『 木 』 幸田文著
文豪幸田露伴の次女の方の書かれた二冊の本です。 幸田露伴といえば「五重塔」は以前書きましたが、私には少し難かし過ぎました・・・。 父の露伴の晩年に一緒に過ごした日々を追憶した本が右の本ですが、躾には相当厳しかったそうです […]
種子島シリーズ(屋久島編)
種子島の完成後、そのまま帰るのも勿体無いと言う事になり、左下に位置する屋久島にフェリーで渡り、縄文杉を見てきました。 険しい山道を歩く事数時間、ついに到着、この時程歩き疲れた事はありませんでした。 これが杉かと思うような […]
『東大阪元気工場』 品川隆幸著
小学館文庫 先週、人口衛星「いぶき」に東大阪の町工場が開発した小型衛星「まいど1号」が載せられ、成功した記事を見て思い出した本です。 本の発行が2003年ですので約6年前に読んだ事になりますが、あらためて読むと2005 […]
本堂現場作業日誌(現場休みの図)
天気予報どうり、やっぱり積もってしまいました。 山の中のアパートから、凍結した山道を下ってきたら御覧のとうりの状況でした。 土曜日ですので、そのまま自宅まで4時間かけて帰りました。 今週は雨と雪で泣かされました。通常の半 […]
本堂現場作業日誌(地葺き編2)
裏面地葺き完了。 時折、粉雪がふきつける寒い日でした。 天気予報では、明日は平地でも積雪するとの事でしたが、雨よりはましですが、NHKのお天気キャスター半井サンの予想が外れることを祈るばかりです。 (アパートのテレビはN […]
『 G T 浪 漫 外 伝 』 ~wordの記憶~
GT(グランツーリスモ) 『 G T 』、グランツーリスモ、グランドツーリング、中年オヤジには良い響きのワードです。 箱スカ2000GT、ケンメリ2000GT、セリカ1600GT、リフトバック2000GT、ブルーバード2 […]
職人的詩の世界 『 G T 浪 漫 』 LA-STYLE編
1959製白いかぶと虫 ♪『スポルトマテイック』♪ クレイジーケンバンド アップではとても見られた顔ではありませんので少しボカしてみました。 今、家の車庫に埃かぶって鎮座しているコレクションです。 西ドイツ生まれ […]
『若きサムライのために』 三島由紀夫著
文春文庫 三島由紀夫の自決の一年前に出た本です。 信義、礼儀、作法、安保問題、著者の考えていた国家観や哲学がわかり易く書いてあります。 この前、前航空幕僚長の懸賞論文が問題になっていましたが、部分的には共感出来る所も […]
今年最初の晴葺雨読 『ワシントンハイツの旋風(かぜ)』 山本一力著
講談社 山本一力さんの自伝的小説です。 上京後の新聞配達の住み込み時代、担当区域の渋谷にあった、ワシントンハイツと言う米軍住宅の名前が本のタイトルです。 その後、大手旅行会社勤務時代の話が、昭和45年前後の憧景描写と一緒 […]