『砂の器』 松本清張
新潮社 初めて読んだ松本清張の本です。 何年か前に、日曜劇場でスマップの中居クンが主演していましたが、原作とは多少、ストーリーが変わっていて、また違った見方が出ていて、良かったですネ。 推理小説の大御所によるストー […]
『瓦屋さんの経の巻 三巻』
加藤亀太郎著 建築資料研究社 瓦屋さんの間では有名な、東京の名工の自伝です。 20年近く前、勤めていた会社から独立してまだ日も浅い、かけだしの頃、読んで感銘をうけ […]
興福寺(長崎市)鼓楼改修工事
長崎市寺町にある黄檗宗のお寺の鼓楼の改修工事です。 大屋根の軒巴が押し出されて落ちる恐れがあり、早急に手当てすることになりました。 掛巴の釘が錆びて膨張し、割れていました。 降り棟も下側にずれて危ない状態です。 降り棟よ […]
『どん底』 東国原英夫 音羽出版
現宮崎県知事の政治を志す以前の芸能界での出来事や、成功、挫折、復活を書いた、怒涛の笑いと涙で一気に読み終えました。 読んだ人に勇気と感動を与える1冊と思います。
『職人』 竹田米吉 中公文庫
中公文庫 明治の東京神田で棟梁の家に生まれた著者の自伝です。 大工の修業の後、早稲田大学で建築を学び会社を設立した経緯から、明治から昭和までの職人の気質の移り変りや、企業としての変遷を記した、貴重な内容の本でし […]
『蓮 如』 丹羽文雄 中公文庫
全部で8巻まである長編で、あまりの長さに途中で読むのを諦めかけた本です。 本願寺の中興の祖蓮如の物語ですが、間を空けて読むとあらすじを忘れてしまい、後戻りしながら1年以上かかって読んだ思い出があります。
『北の王国』 童門冬二 学陽書房
学陽書房 戦国大名、上杉景勝の軍師、直江兼続の生涯を書いた本です。 確か、来年の大河ドラマの主人公になったと思いますが?。 今年の『篤姫』は最初から見落としたため、ほとんど見ていません。 年末の総集編だけで終わ […]
『蘇える金狼』 大藪春彦 徳間文庫
ハードボイルドの大御所、大藪春彦の有名な作品です。 20代の一時期、かなりはまって読んだ時期があり、『汚れた英雄』、『野獣死すべし』、『伊達邦彦シリーズ』を読破、この中で出てくる銃器、ナイフ、車、バイクの綿密な描写、暴力 […]
『国家の品格』 藤原正彦 新潮新書
新潮新書 品格が話題になった頃のベストセラー本です。 この前の池波正太郎さんの本と通じるものがあります。 本の帯に『すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論』とありますが、欲深い煩悩の多い私には、相当道の […]
『男の系譜』 池波正太郎 新潮文庫
新潮文庫 初めて読んだ池波正太郎さんの本です。 織田信長から始まり、西郷隆盛で終わる著者による人物評とその時代の男の生き方を書いた内容ですが、今と昔の男の男らしさ、生き方、死のありようを考えさせられるエッセイ風 […]
『家 族 力』 山本一力 文春文庫
文春文庫 同じく、山本一力さんの自伝的エッセイ集です。 高知での幼少時代から東京に引っ越してから新聞販売店に住み込んでの学生生活は多くの場面で共感できました。 私も、中学、高校の数年間、自転車で新聞配達した経験 […]
『深川駕籠』 山本一力 祥伝社
祥伝社 先述の『あかね空』と同じく山本一力さんの時代小説です。 江戸時代の飛脚を生業としている者同士の意地を賭けた駕篭かき勝負の物語です。 深川の下町の情景描写が上手く描かれた一冊でした。
9月『広澤寺本堂新築屋根工事』着工予定
9月も、山口にもう一現場、仕事することが決まりました。 120坪の方形の本堂で一体型本葺きです。
明善寺本堂現場作業日誌(棟施工編)
いつもの、経の巻の鬼と違って数珠掛海津鬼のため、棟反りを普通に鳥居で作ってしまうと鬼とマッチしないと思い、少し考えました。 4分の1の鳥居を8分の1の位置に替えて他を1つずつ外側にずらしてみました。 今回、初めて破風に千 […]
明善寺本堂現場作業日誌(素葺き編)
今日、7月7日から明善寺本堂にかかりました。 正面、流れの不陸もほとんど無く胴縁の横桟木だけで済みました。 今回は、三州産粘土瓦53判を使い、軒は3,5寸万十、箕甲部は、千枚袖の予定です。 破風の桁行きが短く、流れの真ん […]