「男の仕事場」の降り棟でヘトヘトになって帰宅、風呂を洗い、お湯が溜まる間、米を研ぎ「男の厨房」に変身します。
結婚して17年になりますが、ほとんど家にはいませんから必然的に自炊が上手くなります。家ではほとんど何もしませんが、旅先ではいやでもしなければなりません。家事が苦手と公言する自宅通いのOLには多分勝てます。
スーパーの鮮魚コーナーの特売日、惣菜コーナーの半額シールをパートのおばちゃんが貼る時間帯等は、ある程度熟知しています。
風呂に入り、男一人の晩餐を終え、食器を洗い何をするかというと、今度は「おとーさんのギター講座」に移行します。解らない事があれば、アパートのお隣さんには吉田2号、いや、ジェーク玉袋先生がいますので心配いりません。
しかし、このFというコード、有り得ない押さえ方です。
1の一指し指で6弦押さえ、2,3,4で別の弦を押さえ、、、。
30年前、頓挫したのは多分この辺じゃなかったかなみたいな記憶が甦り、昼間、銅線を熨斗に不器用に通す吉田2号がミョ~に頼もしく思えてきます、弦が半分の三味線がよかったかなみたいな・・・。
まあ、この瓦とダンベルで鍛えた腕と指でどこまで上達するか解りませんが、課題曲を1曲マスターするまではあきらめる訳にはいきません、練習あるのみです、ネエ先生・・・。
しかし酒の無い夜は長いですね~、ギター、飽きたら筋トレ、ギター、煮詰まったら筋トレ・・・。
次号に続く
ギターを持った渡り鳥 晴れ姿15枚はぜ