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地葺きが終わりました。

これからが、手間のかかる工程に入るわけですが、この瓦はサンダーでしか真っ直ぐ切れないため苦労します。

秋空の下、埃と火花で夕方にはヘトヘトの毎日の予定デス!。

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平 家 物 語

 

祇園精舎の鐘の声

諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色

盛者必衰の理(ことわり)をあらわす

おごれる人も久しからず

唯(ただ)春の夜の夢のごとし

たけき者も遂にはほろびぬ

偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ

 

前回の『お日さん雨さん』よりかなり難易度がアップしました。(自分的にはレベル5クラス)。

芋焼酎で麻痺した頭では、とても一晩では憶えられそうもありません(汗)。

この時点で父は小1の2学期の息子に敗北したワケであります。トホホ・・・

この機会に、しばらくアルコールを絶とうと本気で考える40半ばの父デアッタ(めでたし、めでたし)。     

 


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秋の山並みに燻し銀の屋根が違和感なく溶け込みます。
高速で走っていると山口に入った途端、車窓から見える家の屋根瓦が柿色に変わります。
これからの季節、山の紅葉と見事に調和した風景はこの地方ならではで、良いですネ!
せっかく山口まで来て仕事だけして帰るのも勿体無いので、たまには、JR山陰線でも乗って、島根辺りまで一人旅もいいなと思いますが、なかなか実行する機会がありません。


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戦後、日本を代表する電機メーカーソニーの創業者から観た、いまや世界的な自動車メーカーホンダの創業者、本田宗一郎氏の人物像を回想した本です。
ホンダといえば、新聞配達のアルバイトで乗った家のカブ号が最初のバイクですが、そのスタイルと低燃費、経済性は定評があります。
かたや、ソニーといえばラジカセ世代の40半ばオヤジには音の殿堂、質のソニーだったわけですが、ラジカセ以前は、箱型のスピーカーとターンテーブルが合体したプレーヤーで『ナガオカレコード針』をLP盤の外側の溝に落とす事から始める時代がありました。A面を聴いたら裏返してB面を聴き、終わると針がいつまでも『プチプチ』言いながら溝を回っているというような光景が音楽の原点でしょうか?。
ソニー製のダブルカセットでも持っていようものならクラスで一目置かれるようなレベルの低い音楽環境が存在していたわけです。
日本のオートバイメーカーから世界の自動車メーカーに飛躍したホンダですが、これからも長く愛される自動車メーカーであってほしいものです。
4年前に、買ったオデッセイが、とうとう先週モデルチェンジして、ついつい移り気しそうになりますが、車も長く乗ると、愛着が湧いてきます。
ホンダの車には、運転していてレーシングを感じさせる雰囲気がありますね!
オヤジライダーにとって近所のバイク屋のオヤジみたいな偉大な実業家の本でした。


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2日で一面のペースで地葺き中。
一体型の弱点で、どうしても隅先で屋根がねじれて反っているため、サンダーで加工して葺かないと納まりません。
流れ方向の葺き足も、なるだけビチビチで割り付けしている為、所によって、桟木より瓦が上ってくる箇所はサンダーの刃を入れてやって揃えていきます。
葺き終わったら足場を全面設置して、一番、イヤな面戸瓦加工です。枚数を数えるだけでゾッとします。

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昨日、10月19日は小6の長女の学年で結成している30人31脚長崎大会の応援に行って来ました。
夏休み前から練習していたそうです。チーム名は『輝け三会っ子イエローキッズ』。
今年、優勝すれば4連覇ですから、応援にも力が入ります。
県内9チームが1チームごと、50mを走ってタイムを競うわけですが、どのチームも相当練習している様で、油断なりません。
午前11時、競技開始、先発の他のチームが10秒台でゴールする中、6番目スタートの三会小1回目のアタックでいきなり大会新記録を出し、午後の2回目も他のチームから上回るタイムが出ず、見事、優勝しました。パチパチパチ!!。
来月、全国大会が横浜アリーナであるそうですが、昨日の勢いでもって、がんばってきて欲しいと思います。(祈)

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現場がひと区切りして昨日深夜、10日ぶりに帰ってきました。
山口からの帰りに太宰府インターで下りて、借りている賃貸マンションによって、冬布団を積んだ後、近くのバイクショップに立ち寄りました。
前から欲しかったヘルメットがあり、何かの時に買おうと思っていましたが、バイクには良い季節なので思い切って買いました。

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バイカー御用達、Bucoのジェットヘルです。
寒くなるとフルフェイスが重宝しますが視界が狭いのと息で曇るのがイヤでかぶりません。

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60年代復刻版のベビーブコです。
アイボリーの塗装がオヤジライダーには渋く、泣かせます(涙)。
写真の後で黒のヘルメットが寂しそうに写っています。ショーエイの25年物ですが出番が半分になりますが、一生大事にしますのでカンベンしてくださいネ(願)。





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「お日さん 雨さん」          かねこみすず

ほこりのついたしばくさを、雨さんあらってくれました。

あらってぬれたしばくさを、お日さんほしてくれました。

こうして、わたしがねころんで、そらをみるのによいように。



小学校1年生の長男の宿題『たのしいおんどく』の中の金子みすゞの詩です。
1日に、1つの詩を暗記して憶えるのを、夜、子供と一緒になって朗読します。
この短い詩の中に、大人とはまた違う、子供なりの空想の世界が広がります。
俳句や短歌もそうですが、わずか数行の文字の中に無限の世界を感じるのがなんとも良いですネ!
感受性の豊かな子供はすぐ憶えます。それにひきかえ、父は最近、ものおぼえが悪く、人の名前がなかなか出て来ません。
子供に算数を習う日も遠い日の事では無いと思います。(汗)



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昨日、防府市の明善寺を引き上げ、山口市の広澤寺に今朝から入りました。
着工が1ヶ月遅れて、丁度良いタイミングで10月、11月のカレンダーが埋まりました。
120坪、引き通し5、5寸勾配、三州産一体型本葺き瓦、2尺5寸露盤の屋根です。
今年は、山口に御縁があって3件目の本堂ですがひさびさの方形屋根です。

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宮大工さんの完璧な鎖弛みの野地です。
ほとんど修整無しで瓦がのせられます。これで何人工分かの手間が浮きます。
瓦で隠れてしまうのが勿体無い位です。


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破風が無い分、隅棟が長い為、隅下の瓦天端を揃えるのに注意しないと後で泣きます。











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向拝屋根も千枚袖に風切丸、牡丹の巴蓋です。

 

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追加工事の庫裏玄関屋根が出来上がりました。

自分的には、破風板の下端も丸い方が良いような?。

 

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今日でこの現場も最後になりました。

住職と棟梁とスリーショットで記念撮影して帰りました。

 

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自宅前の倉庫屋根工事が棟仕上げに入りました。

瓦は、淡路産防災いぶし瓦53Aです。

熨斗は、島原に多い紐熨斗を使った仕様です。棟木の端から端まで糸を張ると3寸近く中央が高くなっています。写真でも台熨斗が丸くなっているのが解りますネ。

桟瓦で多少調整しましたが、数字が大きすぎ、完璧とはいきません。

明日、午後から山口に移動のため、後は職人に任せる事にしました。防府も、あと1週間分、追加工事が残っています。今年3件目の本堂ですが、約2ヶ月、1年で一番良い季節の工期です。

台風も今年はたいした事も無く終わりそうです。(多分)

明日、3時出発、330km、5時間移動、夜山口着。あさって、瓦割付から作業開始、・・・

ETCカード3枚、携帯、充電器、デジカメ、図面、・・・。ヨシ!                         『オトーさん、あしたから行って来るケン』(父)                                                                                               『行ってらっしゃ~い』(3人の子供)                                       『テレビ電話ばしてね!』(父)                                             『・・・』(子供)

『トホホ』(父)

(今夜の親子の会話より)

 

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今朝の、日本経済新聞の32面の広告に目がとまり、アップしてみました。

世界地図、高層ビルの吹き抜け、そしてキャッチコピー『23兆ドルを資産管理、そして、1,1兆ドルを資産運用』。アメリカの大手信託銀行の広告ですが、目にとまったのは、そのコピーではなく、下の白黒の本葺き屋根に止まった訳です。

大手の電通か博報堂とかのプロのデザイナーが考えるんでしょうか?。

毎朝、近くのコンビニで新聞と缶コーヒーを買うのが日課ですが、スポーツ新聞に手がのびるのを我慢して、社会勉強の意味で40ページもある紙面に目を通します。

去年後半のサブプライム問題から始まり、アメリカ大手証券会社の破綻、買収、国営化と毎日、大騒動です。

日本も、その影響で新興不動産会社が経営破綻したりしています。

経済は専門外ですが、日本のマンションも外国の投資ファンドのお金で建てられ、投機の対象になっていたわけですね。

サブプライムローンを和訳すると『米国の信用力の低い個人向け住宅融資』、なんともお金を借りた人にとって失礼な言葉でしょうか!。

トランプのババを分割して相手にばらまき、勝ち逃げしたようなものです。

でも、信用が低いながらもローンを組めるということはまだ銀行に対して顧客なワケで、零細建設業の場合、20年先、どうなっているか読めないワケで、はたして将来、『日本の信用力の無い個人向け住宅融資』はあるんでしょうか?(タソガレ)。笑い事ではありませんが、笑い事にしておきます。(笑)

 

 

 

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天気予報どうり、朝から雨になりました。

こういう日は、休日出勤も子供をどこかに連れて行く必要も無く、自分の自由な時間が確保出来ます。

『三つ子の魂百まで』といいますが、私のモーターサイクル人生の原点は、ひたすら磨く事に悦びを感じる事から始まりました。

 

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磨き小僧の三種の神器です。

磨く表面の種類によって使い分けます。

これで、1日楽しめます。中でも、ピカールのコンパウンドは30年間愛用しています。

家族からは変人扱いされますが、メッキ、アルミ、ステンレス、それぞれの金属が妖しく光る光景は

まさに、美の極致、茶の湯の文化、侘び寂びの世界に通じるものが存在します。

先日、瑞穂の弟弟子の家に訪ねていったら、愛車のハーレーが埃かぶっていました。

ツーリングの話はいつも計画倒れになりますが心の中のエンジンはいつもアイドリングしておきたいものですネ!

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昨夜、願かけた甲斐あって見事に晴れました。

クレーンで10パレット上げてしまい、夕方までに葺いてしまいました。

雨どころか日中は、真夏日なみの暑さでした。

明日は、どうも雨みたいです。最近は、1週間天気が保ったことがありません。

来週は、2階の棟施工に入りますが、短期集中的に一気に仕上げないと再来週は山口のお寺が待っています。

 

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作業2日目、すべての瓦、土を搬出、野地板を2階部分だけ張替え、ルーフィング張りを3時までで終了です。

100坪近い屋根に、瓦と土が大型ダンプに2台分ありました。

重量にして20トン近く上がっていたと思います。見るからに軽くなりましたネ!。

今度は、その半分の重量で済みます。

 

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夕方から雲行きが怪しくなってきました。

天気予報では明日まで晴れだったような?(困)。

明朝から速攻で10パレット、クレーン作業7人体制で怒涛の『蟹工船』、いや、『兄弟舟』、じゃなかった、そう、サブ北島の『北の漁場』状態、まちがいないでしょう!!。

こういう時は、苦しい時のナントカしか思いつきません。そうです、寝る前に家の神棚に向かって・・・

二礼、二拍手、パンパン(神様!、オネガイデス、もう飲みすぎませんから明日、間違っても合羽と長靴の出番がありませんように(願))一礼。

瓦屋の仕事は、家に傘をさす生業ですが、雨かぜがあるから、屋根もまた活きるというものですネ。

話は替わりますが、NHKの『クローズアップ現代』の前のお天気キャスターがどうしてもBoAチャンに見えてなりません。(ついでに・・・『くれぐれも民放に引き抜かれませんように』(願))。

 

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最近買ったショーケンこと、萩原健一さんの自叙伝です。

ショーケンといえば『前略おふくろ様』ですが、あのドラマの影響で板前志望の若者が増えたらしいですが、当時小6くらいだったと思いますが、角刈りで首にマフラー、下駄履きの板前サブちゃんに憧れた40代後半のおとーさんも多いのではないでしょうか?。

GS、俳優、『傷だらけの天使』、『太陽にほえろ』、『影武者』、『極道の妻たち』、そして『音楽』。

男の目から観て、いつも輝いて見えるショーケンの生き方には、誰にも真似のできない役者魂と音楽にかける情熱が感じられます。

秋の夜長に『前略おふくろさま』のビデオでも借りて、若かりし日の坂口良子を見てみたくなりました。(古すぎて多分無いと思います。トホホ)

 

 

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三州産53A燻し瓦

数珠掛海津鬼に破風は千枚袖。このやり方は初めてでしたが、通常の御堂と比べて全体的にすっきりした印象になりました。

 

 

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全面樋は無い為、下屋の雨が落ちる地点の前後3枚は雨落瓦を付けました。

 

 

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台風一家、いや台風一過、夜中までまる2日降っていた雨も上がり、朝から青空が広がっています。

以前、見積もりしていた自宅前のお宅の、倉庫の葺き替えの仕事が急遽決まり、山口行きがまた延びました。

 

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何年も前から、補修補修でしのいでいましたが棟が下がり始め、下から空が見える状態です。

この倉庫も自宅の倉庫と同じくらいの築年数ですが、よくここまで飛ばずに保ったと思います。

昔の瓦屋さんに心より敬意を表したいと思います。